いつも私たちへ沢山の夢を与えてくれる「宝塚歌劇団」
歴史と伝統があり、男女問わず幅広い年齢層から長く愛され続けている劇団です。
私も宝塚ファン♡
お芝居を楽しむのはもちろん、舞台写真や雑誌もよく購入しているよー!
ジェンヌさんの写真は、どの瞬間を切り取っても美しく、キャトルレーヴでうっとりしてしまう方も多いでしょう。
そんな中で困った問題が生じています…。
それは、著作物である写真を平気でネット上にアップロードしてしまう人が多い事です!
特にInstagram上は、もはや無法地帯状態。
違法とされている写真や動画のアップロードが蔓延しています。
とても良いとは言えない現状の報告も兼ね、運営の方へ著作権に関する質問をしてみる事にしました。
グッズに関する質問を受け付けている「タカラヅカクリエイティブアーツ」へメールを送ってみました。
いただいた回答を元に、一部の宝塚ファンによる著作権問題についてまとめます。
この記事をきかっけに、SNSの使い方を考え直すきっかけになれば嬉しいです。
宝塚ファンの著作権問題
ネット上に無断転載される事自体は、実際の所、どの界隈でも少なからず問題になってはいますよね…。
その中でも一部の宝塚ファンがしている行動は中々のもので、言葉は悪いですが意識の低さを感じます。
あくまで、ごく一部のファンに対しての話だから、誤解はしないでね。
特にInstagramを使っているファンの方は、既にこの現状をご周知の方が多いはずです。
宝塚ファンの手で、著作権侵害が日常的に行われてしまっている事を。
舞台写真はもちろんの事、有料コンテンツである「タカラヅカ・スカイ・ステージ」の映像までもアップロードされている深刻な状態です。
「推し活」という言葉も広まっていますが、間違った方向に愛を向けている一部のファンがいる事は残念ですよね。
この状態をご贔屓様が知ったら、どんな気持ちになるでしょうか…。
何でこんな状態になっているんだろう。
公式でも著作権に関しては注意喚起しているのに。
宝塚ファンが著作権違反する理由は?
違法である事は分かっているはずなのに、なぜここまで蔓延してしまっているのか?
その理由を探りましたのでまとめました。
- タカラジェンヌの写真はインスタ映えするから
- 映像を共有する事で魅力を伝えたいから
それでは説明していきます。
タカラジェンヌの写真はインスタ映えするから
これは、分かる気がするぞ。
私も分かるけど、駄目なものは駄目なの!
宝塚歌劇団は舞台写真やスチール写真など、それはそれは美しい写真を世に送り出してくれます。
華のある舞台メイクと、素敵なお衣装を身に纏い撮られた写真は、放っておいても輝いてしまいます。
たった1枚の写真だけでも見映えがよくなる為、素敵すぎて載せたくなってしまう方がいるようです。
最近は硬質ケースデコが流行し、宝塚界隈でも楽しんでいる方が多いです。
個人で楽しむ分には良いのですが、それらを掲載するのは著作権の侵害になるので注意です!
映像を共有する事で魅力を伝えたいから
スカステの映像や、信じられない事ですがライブ配信の映像までアップロードしてしまう方が後を絶ちません。
「見たい作品のリクエスト募集!」などと積極的に投稿をしている方までいます。
いやいや、ライブ配信の映像はまずいだろう…。
投稿している方達も宝塚ファンではあります。
作品の感想や、ジェンヌさんの演技の素晴らしさ、感動したポイントなどをシェアしたい気持ちがあるようです。
本人は決して悪気はなく、純粋に魅力を伝えたいのだと考えている可能性があります。
宝塚が好きだからこその行動とも言えます。
しかし、違法な行為である事は間違えありません。
特に有料のコンテンツをアップロードするのは、常識に欠けているとしか言えませんね。
誰でも気軽に写真が投稿できてしまう時代なので、罪の意識が薄い方も多いです。
タカラヅカクリエイティブアーツの回答
ここからはタカラヅカクリエイティブアーツからいただいた、グッズの著作権についてのメールでの回答を、要約して紹介します。
「SNS上で写真などの掲載、加工した写真が出回っている件について、著作権上どこまで良くてどこからいけないのか?」
というような、皆さんも気になるであろう内容で伺ってみました。
- 舞台写真や映像、出版物の流用はお断りしている
- グッズを撮影した写真や加工した写真にも権利が及ぶ可能性がある
- アクリルカードの写真はSNS上にアップロードしても問題ない
それでは1つずつ見ていきましょう!
舞台写真や映像、出版物の流用はお断りしている
舞台の映像や写真、出版物、その他全ての著作権は宝塚歌劇団のものです!
個人利用だとしても、著作物を流用するのはやめてください!
この点に関しては宝塚の写真に限らず、他のアーティストや、作品においても共通している事ですね。
「出版物」とも記載されている事から、雑誌の表紙などもネット上に載せない方が良いです。
「公演チラシ」にも著作権が発生するそうで、こちらも注意が必要です。
グッズを撮影した写真や加工した写真にも権利が及ぶ可能性がある
街で貼られたポスターなど、写り込んでしまったものに関しては問題ないです。
ただ、それを除いた個人で撮影した写真の投稿はやめてください!
無断での複製・公衆送信・二次利用・加工・転載等は全てお断りです!
モザイク処理したり「加工」して投稿している方もいますが、誰だか特定されてしまう写真に関しては法律に引っかかる可能性が高いです。
こちらと同様の内容が宝塚歌劇団の公式ホームページの「著作権について」のページでも記載されています。
ネットに画像を掲載してしまった経験がある方も、ない方も、劇団側のお願いを再度確認しておきましょう。
アクリルカードの写真はSNS上にアップロードしても問題ない
アクリルカードは、風景や人物と一緒に撮った写真をSNSなどに載せても大丈夫です!
唯一運営さんから直接掲載許可をいただいたグッズは「アクリルカード」でした!
写真を撮って楽しむグッズであるアクリルカード。
このグッズのみ、公式認定でネットにアップロードしても問題ありません。
どうしてもジェンヌさんの写真を載せたい人は、アクリルカードを購入してみてはいかがでしょうか?
限られたスターの写真にはなりますが、こちらのグッズであれば思う存分投稿できてしまいます。
私も持ってるよ!お花やスイーツと一緒に撮るのがおすすめ!
宝塚に関するイラスト(ファンアート)が投稿禁止へ
宝塚の公式サイトに掲載されている「著作権」に関する規約が更新されました。
その中には、個人が描いたジェンヌさんのイラストを、TwitterやInstagramなどのSNS上で掲載する事を禁止する意向が表明されました。
宝塚のイラストを描いてもSNS上の投稿は禁止に
個人が描いたイラストは、あくまでも本人の所持だけに留めてください。
SNS上には、趣味でイラストを描かれている方が沢山います。
イラストにするからこそ、作品に対する愛着が更に増すなんて経験も、宝塚ファンの方には多いはずです。
規約が更新後、Twitterなどでも悲しみの声や、戸惑いの声が聞こえてきています。
既にイラストを削除し始めている絵師さんもいらっしゃいます。
私にも好きな絵師さんが居るから、イラスト付きのレポートを見るのも楽しみのひとつだっただけに…複雑な気持ち!
宝塚のイラストをアイコンやバナーで使用禁止に
イラスト掲載のみでなく、アイコンなどでの使用も禁止になりました。
「アイコンやバナーでの使用を禁止」と、細かく明記されている事から、運営側の明確な意思が伝わってきます。
今まであやふやだった部分も、より詳細にまとめられているな。
それだけ著作権に関する質問も多かったんだろうね。
今回の規約更新に関しては、運営に対して疑問を投げかける声も多々上がっています。
Twitter上に掲載したイラストがAI学習に使用される事もか関係しているのかも?などの憶測も飛び交っています。
今後どのようにファンが受け入れていくか、どのような影響が出てくるのか、様子見をしたい問題ではあります。
ただし、公式側が示したルールである以上は、受け入れなくてはいけません。
ファンとしては残念ではありますが、イラストの投稿はやめましょう。
まとめ|著作権は守りながら推し活しよう
タカラジェンヌは素敵な人達ばかりです。
何よりかっこいい、美しい、煌びやかな写真をアップロードしたくなる気持ちは、私もファンなので分かります。
それでも、その行為は違法である事に変わりはありません。
劇団側も強くお願いをしている以上は、守らなくてはいけません。
「他の人がアップしているから良いや」といった考えで投稿するのだけはやめましょう!
舞台写真の裏に記載されている「無断転載禁止」の文字をよく眺めてみましょう。
現在アップロードされている方は、全ての写真の裏に印字がされている意味を噛み締めてみてください。
規約も更新された事により、より一層著作権に関しては注意する必要性が高まりました。
今後も新しい情報を加筆しながら記事を執筆していきます。
最後までご覧くださりありがとうございました。
- 一部宝塚ファンによる著作権違反がひどい
- 宝塚関係の写真はアクリルカート以外アップロード禁止
- 宝塚関係のイラストの投稿は禁止に!
- 劇団側のお願いをしっかり守って応援しよう!